◆自覚症状

2002年1月頃から右手足の脱力発作が起こるようになる。
(実際にはそれ以前から起こっていたように思うが、はっきりといつから起こったかは覚えていなくて、少なくともこの頃から、という推測)

貧血のように血の気が引くような感じがして、右の手足に力が入らなくなるような症状が1分程度続く。
慌てたり焦ったりしている時によく起きていたのと、当時ストレスを自覚していて肩凝りもひどかったので、自律神経失調症によるめまいが起きているのだろうと自己診断していた。

初めは家にいる時にしか起こらず、だいたい1分以内に治まり、発作が起きている間も「手足に力が入りにくく、少し視界が暗くなる」というだけで、動いたり会話をしたりは普通にできるので、周りに気付かれることなく過ごしていた。

外出中に初めて発作が起こったのは、2002年6月頃。資格試験の予備校で「答案練習」という本番を想定した模擬試験の最中に、手に力が入らなくなり、時間に追われていたので発作が治まるのを待てずにぐにゃぐにゃした文字を書き綴る。あー、いよいよ外でも起こるようになったかー、まずいなぁ、と思っていた。

発作の頻度が増したのは2003年4月頃。結婚と同時に実家を離れて他県で暮らすようになってから。
1日に何回も、何でもない時にも起こる異常事態に。それでもまだ自律神経失調症だと思い込んでいた。