◆化学療法(PAV療法)

<PAV療法とは>
乏突起膠腫に効果的とされるPCV療法の変法。
PCV療法はProcarvazine、CCNU、Vincristineの3つの抗がん剤を組み合わせて行う治療法。日本ではCCNUが使えないため、代わりにACNUを用いて行う。

<治療スケジュール>
(1)Procarvazine(ナツラン)60r/u、第8〜21日で毎日服用
(2)ACNU(ニドラン)80r/u、第1日目に静脈注射
(3)Vincristine(オンコビン)1.4r/u、第8日と第29日に各1回静脈注射
休薬期間13日を加えて42日(6週間)が1サイクル。これを3サイクル繰り返す。

<起こりうる副作用>
(1)ナツラン
骨髄抑制、嘔気、嘔吐、口内炎、脱毛
(2)ニドラン
遅発性の骨髄抑制(一般的には、投与4〜5週後血液中の白血球数(特に好中球)と血小板数が最も下がり、その2〜3週後にほぼ回復する)、嘔気、嘔吐、食欲低下
(3)オンコビン
末梢神経障害、四肢のしびれ、知覚障害、筋肉痛、運動障害、便秘、脱毛

<私の場合>
白血球と血小板の値が一時的に低下したが、好中球数を増加させる薬の投与や血小板輸血を必要とする程ではなく、最後の投薬から7週後の血液検査でほぼ回復したことを確認。
食欲は常にあり、どちらかというと旺盛。
第1クールのオンコビン点滴後、点滴をした腕が2週間位痛んだ。
便秘については元来便秘体質のため不明。
脱毛についてもすでに放射線治療で脱毛していたので不明。



〜治療経過〜

第1クール…2003年10/16〜11/13
第2クール…2003年12/11〜2004年1/8
第3クール…2004年2/5〜3/4